ご褒美リングを探しに訪れた銀座の街並み

昇格の連絡を待ちながら、私は銀座でリングを探した - Be Ambit Life

前回の記事「50歳の自分に、形に残るご褒美が欲しかった」で書いたように、自分へのご褒美にリングを選ぶことにしました。

3月上旬に上司から職位の見直しの話をもらったものの、その場で決まるわけではありません。

評価会議、人事委員会、経営会議。

いくつかのステップを経て決まるため、実際にどうなるかはまだ分かりませんでした。

でも私は、昇格してもしなくてもリングを買うことを決めました。

50歳で「成長・挑戦」をキーワードに、転職という大きな決断をしたこと。

慣れない環境で勉強を続けたこと。

新しい仕事に向き合ってきたこと。

結果とは別に自分を褒めてあげたいと思えたのです。

ジュエリーの世界を知る

ご褒美をリングにすると決めてからは、どんな候補があるかをAIに相談したり、YouTubeやネットでたくさん調べました。

今まで、ブランドやジュエリーにはあまり興味がありませんでした。

だから、「一生もののジュエリー」という世界そのものが新鮮でした。

ブランドの歴史。

デザインに込められた意味。

節目ごとに少しずつ集めていく楽しみ。

気付けば通勤中や寝る前など、空いている時間で動画を見ることが日課になっていました。

思っていた以上に新しい発見もあり、「こんなにみんな、自分にご褒美買っているんだ」と楽しい時間でした。

ジュエリーが好きな人たちの動画を見ていると、単にアクセサリーを買っているわけではないことも分かってきました。

結婚や出産。

仕事での昇進。

人生の節目。

新しい挑戦。

それぞれの思い出と一緒にジュエリーを身につけているのです。

「形に残る記念品」という言葉が、少しずつ理解できるようになりました。


私が参考にしたYouTube動画はこちら

【初心者必見】これを見れば買うべきジュエリーがわかります!

【保存版】ジュエリー買う前に見て👀‼️ジュエリー散財女の大野真理子が20代・30代の選び方からブランド別の特徴まで大解説📝本当に欲しいジュエリーの買い方がわかる!

【69歳の一生ジュエリー💍✨】20~30年なんて当たりまえ。本当に一生使えるもの、知りたくないですか? 

【一生もの】東原亜希のジュエリー&アクセサリー紹介🤍将来娘に受け継ぎたい、記念日や節目に購入した大切なコレクション💍【My Jewelry Collection】

【アクセサリー紹介】思い出のジュエリーを初公開!

私が欲しくなった2つのリング

たくさん調べた結果、候補は2つに絞られていきました。

ハーフエタニティリングと、カルティエのトリニティです。

ハーフエタニティに惹かれた理由はシンプルです。

私の誕生石がダイヤモンドだったこと。

友人が身につけていたエタニティリングがとてもきれいだったこと。

そして、当時見ていた韓国ドラマ「わたしの完璧な秘書」の主人公がつけていたリングの雰囲気にも少し似ていました。

パソコンのキーボードを打つたびに、手元でダイヤがさりげなく輝く。

そんな姿を想像すると、なんだか素敵だなと思ったのです。

一方で、トリニティにも強く惹かれていました。

最初はデザイン。

でも調べていくうちに、その背景にあるストーリーにも魅力を感じるようになりました。

ピンクゴールド×イエローゴールド×ホワイトゴールド。

3つのリングが絡まるトリニティは、「愛」「友情」「忠誠」を表していると言われています。

どれも私が人生の中で大切にしてきたものです。

だから私にとってトリニティは、単なるブランドジュエリーではありませんでした。

これからも大切にしたい価値観を身につけるような感覚があったのです。

この頃は、トリニティのSサイズを候補に考えていました。

予算も20万円から30万円くらい。

ご褒美としても十分高額です。

まさか後で予算を大きく超えることになるとは、この時はまだ思っていませんでした。

母が教えてくれたこと

電話で母とご褒美リングの話をした時、

「退職した時もご褒美って言って、スリランカへ旅行に行ってたやん」

と笑われました。

確かにその通りです。

前職を退職した時には、一人でスリランカへ行きました。

しかも一人旅にもかかわらず、ホテルにはかなりこだわったのです。

有名建築家が設計した憧れのホテルに泊まり、贅沢な時間を過ごしました。

それも私にとっては大切なご褒美でした。

でも色々話しているうちに、母も若い頃、自分へのご褒美としてジュエリーを買っていたことを知りました。

しかもローンを組んで。

そして、その支払いを励みに仕事を頑張っていたそうです。

母は、ご褒美で買ったジュエリーが、未来へ進むための原動力になっていたのです。

その話を聞いた時、ご褒美というのは過去への労いだけでははなく、未来の自分を励ます存在にもなる。

そして母が買ったジュエリーのいくつかを、数年前に私へ譲ってくれていました。

今の自分へ贈るもの。

そして、いつか誰かへ受け継がれていくもの。

ジュエリーには、そんな時間の流れもあるのだと知ったのです。

ご褒美リングを探しに銀座へ

リングを探すなら銀座かな。

そう思いました。

百貨店もある。

専門店もある。

そして第一候補だったカルティエもある。

休日、私は銀座へ向かいました。

最初は、たくさんのブランドのエタニティリングを見るために百貨店をめぐりました。

美しくはありましたが、どれも素敵なお値段。

でも、そこまでピンとくるものがありませんでした。

つぎは、カルティエ銀座4丁目ブティックへ。

建物自体がとても素晴らしく、店内に入ると空気まで凛としているように感じました。

まずは予約をし、1時間後に再び訪問。

実際にトリニティやエタニティリングを試着させてもらいました。

まずはトリニティ。

最初、サイズはスモールを考えていましたが、自分の指にはめてみると少しインパクトが薄い気がしました。

自分の手の大きさ、指の長さで人差し指か中指につけるなら、クラッシックサイズの方がバランスが良く感じました。

次に、カルティエのエタニティリング。

ダイヤの輝きが素晴らしく、本当にきれいでした。

ただ、価格は50万円ほど‥。

正直、かなりの予算オーバー。

トリニティもエタニティも何となく決断できず、お店を後にしました。

その日のカルティエでは、試着したもののあまり気持ちが盛り上がりませんでした。

リングはとても素敵だった。

でも、初めてのジュエリー、高価な買い物。

その時はうまく言葉にできなかったけれど、何か足りない気がしたのです。

今振り返ると、あの時の私はリングだけを買いたかったわけではなかったのだと思います。

初めて自分で選ぶジュエリー。

50歳という節目。

自分へご褒美を贈りたいと思った、その気持ち。

そんな特別な時間そのものも、大切にしたかった。

その後、帰り道に立ち寄ったジュエリーショップでもハーフエタニティを試着しました。

価格は10万円台。

指にはめると十分きれい。

カルティエのエタニティはもちろん素晴らしかった。

ダイヤの輝きも、細かな作りも、見れば違いは分かります。

でも私が欲しかったものの一つが、純粋な「ダイヤの輝き」でした。

そう考えると、ハーフエタニティは必ずしもカルティエでなくてもいいのかもしれない。

むしろカルティエで買うなら、私はトリニティが欲しいと思ったのです。

とはいえ、その時はまだ決め切れていませんでした。

ハーフエタニティを指にはめながら店員さんと話していると、

「このリングは在庫が残り1点なんです」

と言われました。

「後で欲しくなったら後悔するかもしれない」

そんな気持ちもあり、とりあえず取り置きをお願いしました。

今思うと、この時点で私はすでにかなり本気でリング探しをしていたのだと思います。

期待していなかったはずなのに

評価面談から3週間が過ぎても、昇格に関する連絡はありませんでした。

私は客先に常駐しているので、上司と会うのは週に一度あるかないか。

決定までに、いくつものステップがあることは聞いていました。

だから時間がかかることも理解していました。

でも、気になるのです。

不思議なもので、最初は昇格を期待していなかった。

「そんな話が出ただけでも十分嬉しい」

と思ってた。

だから、昇格してもしなくてもリングを買う。

そう決めていたはずでした。

でも、人間は欲が出てしまうんですよね。

推薦すると言われた瞬間から、少し期待してしまっていたのです。

そして期待した分だけ、不安になりました。

もしかしたらダメだったのかな。

考えても仕方ないことを考えてしまう。

そんな日が続いていました。

もう一度、カルティエへ

銀座へ行った翌日の月曜。

その日も、上司からの連絡はありませんでした。

仕事を早めに終えた私は、ふと思い立って銀座へ向かいました。

向かった先は、カルティエの銀座並木通りブティックです。

実はその日、買うつもりはありませんでした。

ただ、もう一度トリニティを見て、自分の気持ちを確かめてみたかったのです。

そして結果的に、その日が大きな転機になりました。

並木通りブティックの担当の方は、私の話をとても丁寧に聞いてくれました。

50歳という節目に転職したこと。

自分へのご褒美にトリニティを考えていること。

そして、初めて自分で買うジュエリーであること。

そんな話にも共感しながら耳を傾けてくれました。

会話の中で、私は何気なく言いました。

「カルティエで指輪を買う人って、みんなお金持ちなんでしょうね」

すると担当の方は笑いながらこう言いました。

「そんなことないですよ。欲しいもののために何年も貯金して来られる方もたくさんいらっしゃいます」

その言葉が、不思議と心に残りました。

私はどこかで、カルティエは自分とは少し違う世界のものだと思っていたのかもしれません。

でも、その言葉を聞いて少し気持ちが軽くなりました。

頑張って手に入れる人もいる。

自分だけではない。

そんな風に思えたのです。

買ったのはリング」だけじゃない

改めてトリニティを試着しました。

最初に考えていたのはスモールサイズ。

でも何度見ても、私の手にはクラシックのサイズがしっくりきます。

価格はもちろん上がります。

それでも、毎日身につけることを考えると本当に自分に合うものを身につけたかった。

担当の方から、

「お誕生日に受け取られるのであれば、今日ご注文いただいたら間に合います」

と説明を受けました。

本当は、その日に購入するつもりではなかったけど、不思議と迷いはありませんでした。

気付けば購入手続きを進めていました。

個室に通され、もう一度リングを試着し、ゆっくり話をしながら選ぶ時間。

シャンパンをいただきながら、誕生日の受取予約をする時間。

そのすべてが特別でした。

昇格の連絡がこなくて、実は気持ちが落ち込んでいた。

そういうものが、この空間で過ごす時間で消えていった気がしました。

あの日、私が買ったのはリングだけではなかったのかもしれません。

初めて自分で選ぶジュエリー。

50歳の節目に、自分へご褒美を贈る時間。

私が欲しかったのは、リングだけではなく、その体験も含めてだったのだと思います。


ちなみに、最初の予算は20万円から30万円でした。

気付けばトリニティのクラッシックは39万円。

さらにこの週末、取り置きしていたハーフエタニティも11万円も購入し、予算は大幅オーバーでした。

決済は、初めてのボーナス払い。

転職後の初ボーナスは見事に飛んでいく予定です(笑)。

次回へ

昇格の結果はわからなかったけど、誕生日に受け取るためにリングを注文しました。

結果を祝うためではなく、ここまで頑張ってきた自分を認めたかったから。

そして、このリングはこれから先も頑張るためのエンジンになってくれる気がしました。

実は誕生日当日、一人ではなく大切な友人と一緒にリングを受け取りに行くことになります。

指輪を受け取りに行く日までのワクワクした気持ち。

自分自身をお祝いした51歳の誕生日。

その日のことは、また次回書こうと思います。

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